不登校の中学生、勉強が遅れている時|何年生から戻る?家で再開する順番

学校を休む日が増えると、次に気になりやすいのが勉強の遅れです。

ただ、今の学年の教科書を最初から全部やり直そうとすると、本人も家庭も疲れやすくなります。先に「どこから分からなくなったか」を探した方が、家で再開しやすくなります。

先に確認すること

勉強を再開する時は、今の学年に無理に合わせるより「最後に自力でできる所」から戻ります。特に英語と数学は前の単元が土台になるため、つまずいた位置を探すことを先にします。

最初の1週間は「何時間やるか」を決めなくていい

久しぶりに勉強する時に、最初から学校と同じ時間割へ戻す必要はありません。まずは教材を開ける時間帯、集中できる長さ、比較的取り組みやすい教科を見ます。

「毎日○時間」と先に決めるより、短く始めて続く形を探します。

英語と数学は、つまずいた場所まで戻る

数学なら、今の単元で手が止まった時に、その計算に必要な前の単元へ戻ります。英語なら、長文だけを繰り返すより、単語・文法・語順のどこで止まっているかを確認します。

理科・社会・国語は、単元ごとに学べる部分もあります。興味を持てる所から再開する方法もあります。

家で使う教材は「続けられるか」で選ぶ

教材を選ぶ時は、問題数の多さより次の4点を見ます。

  • 前の学年や単元へ戻れるか
  • 1回の学習が長すぎないか
  • 主要教科をまとめて確認できるか
  • 保護者が毎回横につかなくても進められるか

学校へ戻ることと、家で勉強を再開することは別に考えてかまいません。

ICT学習が出席扱いになる場合はあるが、自動ではない

文部科学省は、義務教育段階の不登校児童生徒が自宅でICT等を活用した学習活動を行った場合、一定の要件を満たし、校長が有効・適切と判断すれば、指導要録上の出席扱いや評価への反映が可能としています。

教材を使えば自動的に出席になる制度ではありません。保護者と学校の連携など複数の要件があるため、利用を考える場合は先に在籍校へ相談してください。

文部科学省:自宅でICT学習をした場合の出席扱いを確認する →

学校へ相談する時は、学習記録を短く残す

家庭学習を始めたら、細かい日記ではなく次の3つだけ残すと学校へ説明しやすくなります。

  • 取り組んだ日
  • 教科・単元
  • できた所、難しかった所

本人が記録を嫌がる場合は、家庭で週に一度まとめる程度でもかまいません。

高校受験が気になる時は、勉強と進路を同時に整理する

「遅れを全部取り戻してから進路を考えよう」とすると時間が足りなく感じます。勉強の再開と、高校の選択肢を調べることは同時に進めてかまいません。

全日制だけでなく、通信制高校や定時制なども含め、通学日数・学費・入試方法・学習支援を比べると、本人に必要な勉強も見えやすくなります。

今日やるなら、この順番

  1. 一番苦手ではない教科を一つ開く
  2. 自力でできる所と止まる所を分ける
  3. 止まった所の一つ前へ戻る
  4. 続けられそうなら別の教科を足す
  5. 出席扱いを考える場合は学校へ先に相談する

「遅れている分を全部取り戻す」ではなく、「また勉強を始められる状態を作る」ところからで十分です。

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